ある日突然、卵巣境界悪性腫瘍!

40代後半にして初めての入院と手術を経験・・・そしてまだまだ、初体験は続きそうです

入院二日目から退院まで ①

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2019年5月、健康だけには自信のあった私が、突如「卵巣境界悪性腫瘍」と病名を告げられました。

 

自分自身の覚え書きとして、また同じ病気になった誰かのために少しでも助けになればとこのブログを開設しました。

 

ここで書いていることは私自身が経験したことだけです。症状や想いは人それぞれで他の方には当てはまらないこともあると思いますので、ご了承ください。。。

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前回の記事はコチラ、、、

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なんとか無事に手術が終わり、目を覚ましたときにはあの強烈な痛みから完全に解放されていました。痛みを感じてから6、7時間後には手術が終了していたワケで、運が良かったと思います。

 

入院初日(手術日)はこうして過ぎ去ってゆき、、、もちろん夕食はありませんでした。21時に消灯で、その少し前にナースさんが血圧や点滴のチェックにきてくれました。

 

私はいろいろな機器に囲まれて、身動きの取れないまま眠りにつきました。

 

と夜中に、ピーピーという音がし、血栓予防の足のマッサージ器が止まりました。動いたときに、どこかのコードが取れてしまったようです。

「どうすればいいんだろう、、、」と焦っているとナースさんが来てくれて、機器を直してくれました。

(当たり前のことですが)患者さんの機器に何か異常が起きたときには、ナースさんにもすぐ連絡が入って見に来てくれるんですね。感謝です。

このとき以外にも何回か、夜中や明け方に様子を見にきてくれていました。夢うつつ状態なので、おぼろげな記憶しか残っていないのですが、、、

 

 

二日目の朝、血圧・体温・酸素飽和度チェックなどをして、採血もしました。着替えをさせてもらい、午後にはタオルで体を拭いてもらった気がします。

 

このころの記憶はとても曖昧で、正確なことは覚えていません。前後の出来事からすると、このときにこんなことがあったかなぁというくらい。。。

自分の記憶を整理しておくためにも、いつ、何があったかを書き出してみます。

 

足のマッサージ器、尿道カテーテル

どちらも二日目(手術の次の日)に取れたと思うのですが、、、よく覚えていません。尿道カテーテルは複数人のナースさんが取ってくれた気がするのですが、恥ずかしいし、(つけられていることが)気持ち悪いし、コンタクトレンズが入っていないからよく見えていなし、入院したばかりでいろいろな状況がまだよく把握できていないしで、パニックでした。

でも痛くはありませんでしたね。いろんなことがあり過ぎて、恥ずかしさは軽減していたと思います。あえて今、そのときのことを冷静に思い返す気はしません><

 

足のマッサージ器は、ついていたらついていたで気持ち良かったのですが、足を動かすことができないような状態でしたので、外れてスッキリしました。

 

初めてのトイレ

尿道カテーテルが外れた後の初めてのトイレは、一応ナースさんが付き添うとのことで行きたくなったときにナースコールをした、、、ような気がします。

 

で、初めてベッドから降りて歩くとき、思っている以上に筋力が落ちてふらつくと聞いていたので自分がどんな感じになるのが楽しみ不安になっていたのですが、、、全然、なんともありませんでした。なんならジャンプだってできそうなくらい、ちゃんと歩けました。残念です安心しました。

 

あえていうなら、、、この後しばらくは点滴をしたままトイレへ行っていたのですが、自動で開くトイレのドアに何度も点滴の台を挟まれそうになり、何度も同じように慌てました^^;

 

硬膜外麻酔

確か三日目(手術の二日後)に外れたと思うのですが、、、覚えていません。二日目だったかも、、、?やっぱり二日目かもしれません。

 

ただ硬膜外麻酔を外すとき、「麻酔を入れたときにかなり痛かったのでまた痛いかも!」と身構えていたら何も感じないままに終わっていて、あっけなかったです。先生に聞くと、ほそ〜い管なので、全然痛みはないものらしいです。

 

硬膜外麻酔が外れると、また痛みが出てしまうこともあるかもしれないと言われていましたが、それほど痛みが出ることはありませんでした。一度だけ、何となく痛みがあるのでロキソニンを飲みましたが、それがよく効きました。

 

手術後に痛み止めを飲んだのは、その一回だけです。

 

点滴

三日目(手術の二日後)に外れたと思います。

 

食事が二日目の夕食から始まったのですが、重湯があまりに不味すぎて食べられず、、、その後「点滴はどうしようかしらね。でもまだ食事ができないみたいだから点滴したほうがいいわね。」というようなことを言われ、、、

 

その後の食事はちゃんと食べました!まっずい重湯もとりあえず飲み込み、頑張って完食しました。もともと好き嫌いなくなんでも食べるし、食べ物を残すのはできない性分なので、ちゃんと食べ切りました。

 

で、ちゃんと食べきったとナースさんに話したところ、点滴も外してもらえました。これで全ての管・機器がなくなり、スッキリしました〜^0^

 

一度点滴が外れた後で、抗生剤をもう一回投与する必要があるから点滴しようか、それとも内服にしようかという話がありました。ただ検査の結果、炎症は改善していて、抗生剤はなしで済みました。

 

なので四日目以降は、なんの薬剤を投与されることもないまま、ただベッドで過ごした(しかも三食付き)という感じです。

 

 

入院二日目から退院までのあれこれについて、、、

思い出すまま徒然と、、、まだまだ続きます。

 

 

 

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本当に??

雨の季節が始まりましたね。

私の住む関東地方も、今日、梅雨入りが発表されました。

 

5月初め入院していたためか、今年は季節の流れがあっという間です。

5月に夏日が続いたせいもあると思うのですが、一年のうちで一番大好きな萌える若葉の新緑の季節、風薫る五月晴れの季節を十分に感じきることができないまま気づけばもう過ぎ去っていて、なんだか切ないです。

まぁ、一ヶ月が早い!一年が早すぎ!!なんて会話は、今に始まったことではないですが、、、^^;

 

 

私の拙いブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

今までにも長年ブログをやってきているのですが、このブログへのアクセス数が今までのブログと比べものにならないくらいに増えていて(今までのブログのアクセスが少なすぎという話もありますが、、、)、やはりこのテーマに関心を持ってくださっている方々が多いんだなと感じました。

私自身も、気づけばついつい検索しちゃってますからね〜。

 

このブログは私が体験、感じたことをなるべくストレートに書きたいと思っています。

で、私は基本ポジティブで、痛みにも強い(痛みを感じる神経がおかしいんじゃないかと思ったこともあるほどです)人間です。

ポジティブですが、メンタルは弱い方だと思ってます。いろんな出来事に対する反応が、人とずれてしまっていることも多いタイプです。

 

ですので、似たような状態になった方が、みんな同じようなことを感じるわけではないと思っていてください。(当たり前ですが)

 

「この人はこうなんだな〜」くらいで読んでください。

その上で、誰かの参考になっていたらうれしいです。

と言うか、ヒマな時の時間つぶし程度で構いません。

これからも遊びに来てね〜 ^0^//

 

 

 

一昨日と昨日は、久しぶりに仕事に行って来ました。

実に一ヶ月以上ぶり、、、

行くまでは緊張しましたが、仕事が始まればそれなりに以前と変わりありませんでしたね。意外と普段通りにできました。

もしも気づかないミスをしていたら怖いですが、、、まだ気づいていないってことですから><

 

ただ昨日は、帰って来てから想像以上に疲れていました。

そして今日は、、、さっき4時間もお昼寝をしてしまいました。今日もお仕事の皆様、ごめんなさい。。。

病気のためや体力が落ちていたためにだるかったのか、それとも単に気持ちがたるんでいるだけなのか、迷うところです。

 

職場の人にはいろいろと気遣っていただき、今までと変わらず接してもらい、ありがたかったです。

 

「大丈夫?」と聞かれ、確かに今は痛みもないので「もう大丈夫!」と答えるのですが、心の中では「もう大丈夫??」って感じでした。

本当に今は、痛みなどはほとんどないんです。

まぁたまに、痛いと言うか、ちょっとした違和感はあります。

ただ以前ならなんとも思わなかった程度です。

日常のアレコレに追われて、いちいち気にも留めなかった程度です。

それを今は、妙に気にしている自分がいます。

 

一方で、「こんだけ元気なのに、本当に今、自分のお腹の中で何かが起きているの?」とも思います。

何かの間違いなんじゃないかと。

まぁ切除したものを病理検査しているので、間違いはないと思うんですが。

でもたまに、検体を間違えて検査するって事故がありますよね(今はないと思います)。だから、誰かの検体と間違えられたんじゃないかなぁって。

 

そのくらい、今は、全然元気なんです!

 

 

先日受けたMR検査・PET検査の結果が、来週わかります。

どんなもんなんだろーな、と、、、

どう焦ってみたって、結果は変わりませんからね。

 

 

とりとめのないおしゃべりに付き合っていただき、ありがとうございました。

 

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手術は無事に終了!入院初日(手術日)④

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2019年5月、健康だけには自信のあった私が、突如「卵巣境界悪性腫瘍」と病名を告げられました。まさに青天の霹靂、、、

 

自分自身の覚え書きとして、また同じ病気になった誰かのために少しでも助けになればとブログ開設しました。

 

ここで書いていることは私自身が経験したことだけ。症状や感じることは人それぞれで他の方には当てはまらないこともあると思いますので、ご了承ください。。。

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前回のお話はコチラ、、、

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前回からの続きです。

茎捻転で突然腹痛を起こしてしまいましたが、なんとか緊急手術をしてもらいました。

 

そして次に目を覚ましたときには、だんなが来ていました。

このときにはもう痛みは全くなく(硬膜外麻酔をしていたので、そのおかげかもしれません)、いろんな管に繋がれている自分のことを「(いっぱい管がついていて)なんか私、すごくない?病人だよ、病人!」みたいことを冗談で言ったのを覚えてます。

 

ホントについさっきまでの痛みが全くなくなり、普段から睡眠不足気味でしたが麻酔のおかげで「よく寝た〜」って感じになっていて、『元気』でしたね。今思うと、場違いなくらいに元気だったような気がします。

 

そのあとすぐに主治医が来てくれて、どんな手術だったかや今後の治療についてなどの話がありました。切除した左の卵巣の写真も見せてくれ、、、赤茶色の塊でした。

 

患部を目で見た状態では悪い感じではなく、きれいに切除することもできたそうです。ただ良性か悪性かについては病理検査をしてみないことにはわからず、その結果が出るまでには2週間くらいかかるとのことでした。

 

入院は9日間の予定で、そのため病理検査の結果は後日聞きに来るよう言われました。

 

点滴やら尿道カテーテルやらがいつ外れるか、そして立てるようになったらまず歩く訓練から始めるとの話があり、「歩く訓練なんて、ドラマに出てくる病人のシーンみたい(ちょっとワクワク)」と思って聞いてましたね。

 

 

 

その後だんなは、入院中に必要な荷物を取ってくるため一度自宅に戻りました。緊急の電話があって、職場から直接来てくれてたみたいです。

 

 

 

 手術直後は、次のような管や機器に繋がれていました。

参考までに、、、(忘れているものもあるかもです)

  • 左腕に点滴(たぶん輸液と抗生剤)
  • 背中に硬膜外麻酔
  • 尿道カテーテル
  • 両足に血栓予防のマッサージ器
  • 酸素マスク

こんな感じだったかなぁと思います。

手術直後に職場の人も様子を見にきてくれたのですが、こんな状態を見たらびっくりしてしまいますよね。

この時点で既に痛みはありませんでしたが、管が取れたりしたらどうしようと思うと怖くて身動きが取れませんでした^^;

 

 

手術中は人工呼吸のための気管チューブが入れられていて、そのせいで手術後は喉が痛かったという体験談も読んだのですが、私は全然そんな症状はありませんでした。

とゆうか、、、気管チューブを入れられていたことに気づいていないんですが、、、全身麻酔をしたんだから、入れられていたんでしょうか?

 

また硬膜外麻酔をしていると副作用で吐き気や頭痛が出ることもあると、ナースさんに聞きました。でも私には、、、全くそんなことありませんでした!「どこか具合悪くない?」と様子を見にきてもらうたびに聞かれ、何もなさすぎて申し訳ないと思うほどでした。

 

 

 

 

いつのタイミングだったのかは覚えていませんが、一人ベッドで「茎捻転」「卵巣腫瘍」などなど、いろいろ検索しましたね。

そして「腫瘍」と言っても「良性腫瘍」と「悪性腫瘍」があること、「悪性腫瘍」は「ガン」だけど「良性腫瘍」ならそれほど問題ないこと、そして卵巣腫瘍のほとんどは「良性腫瘍」であること、、、

 

私の中のなんとなくの知識でも、「卵巣腫瘍」と言っても別に悪性腫瘍(ガン)なわけじゃなく、卵巣にできる腫瘍は良性の方が多いということは聞いたことがありました。

 

だから入院中、病気に対しての不安感は全然ありませんでしたね。

実際、自分自身も元気で、それこそ手術直後の1、2日は何となく痛いかも、、、と思うこともありましたが、その後は全然痛みはなく、出血も全くありませんでした。

 

こんなに元気なのに、人が仕事している間に私はココで3食付きの入院生活を送っているなんて><と思ってました。

だんながちゃんとしたものを食べているか、家の中がどんな状態になっているかは不安だらけでしたけどね〜

 

退院時にも今後の生活についての注意事項はほぼ何もなく、しばらく入浴はシャワーにしてということだけでした。

飲酒もOK、食べてはいけないものはないし食べたほうが良いものもない、生活上の禁止事項もなく特に自宅で安静にする必要もないとのことだったんです。

 

そんな状態だから、もう病気は治ったんだなと。いろいろあったけど、確かに卵巣を一つ失ったけれど、でももう今回の入院・手術の大騒動は全て終わったなと思っていました。

病理検査の結果を聞くまで。。。

 

だってこれまでほとんど病気もしたことなく、病院にも縁がなかったから、自分が今後もなんらかの病気のある状態になるなんて、想像もできなかったんです。。。

 

なのにねぇ〜、人生、先のことはわからないものです。。。

 

 

 

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リアルタイムリポート:PET終了

今、PET検査が終わって家に帰ってきました。

先日のMRに比べるとPETの方が楽。

でも、「今、私、放射能出してるんだ〜」と考えてしまうけど^^

 

検査の所要時間は3時間と聞いていたけれど、私は2時間で終わりました。

1時間の安静時間もそれほど苦痛ではなく、うとうとしていたのであっという間でした。

 

全然楽な検査でしたが。。。今は「なんか疲れた〜」って感じ。

出かける前にだんなにムッとすることがあって、その気持ちが尾を引いているんでしょう。。。

 

 

駅からの帰り道、ちょっとした出会いがありましたよ。

 

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腹痛の原因は茎捻転!入院初日(手術日)③

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2019年5月、健康だけには自信のあった私が、突如「卵巣境界悪性腫瘍」と病名を告げられました。まさに青天の霹靂、、、

 

自分自身の覚え書きとして、また同じ病気になった誰かのために少しでも助けになればとブログ開設しました。

 

ここで書いていることは私自身が経験したことだけ。症状や感じることは人それぞれで他の方には当てはまらないこともあると思いますので、ご了承ください。。。

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前回の記事がコチラ、、、

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そして、前回記事の続きのお話です。

 

 

 

やっと婦人科を受診することができ、腹痛の原因も解明しました。

 

 

診察の結果、茎捻転(卵巣腫瘍が大きくなりすぎ、子宮とつながっている部分が捻れてしまう病気)を起こしているとわかり、すぐ手術をすることになったのです。

 

あとで考えると、このとき先生から手術には「開腹手術」と「腹腔鏡手術」があること、腹腔鏡手術の方が入院期間は短く済むがこの病院では開腹手術しかできないこと、腹腔鏡手術が希望ならどこかの病院を探すことなどを説明されています。

 

ただ私はもう頭が全然働かなくなっていて、「なんでもいいから、とにかくこの邪魔なものを取っちゃって!!」と言う感じでした。「こんだけ痛くてこれ以上は我慢できない状態なのに、病院探すってどう言うこと??」と。

 

このとき私は、自分で病院を探せってことなのかと受け取ったんですが、よく考えたら先生が探してくれたんですよね!?だとしても、他の病院へ悠長に救急車で運ばれて、、、なんてしている余裕はありませんでした。

 

すぐこの病院で手術をしたいと言うと、1時間後の12時から緊急手術が決定しました。

 

 

 

 

そこから周りがバタバタし始めました。手術前のいろいろな検査とかが始まったんだと思います。

 

「家族に連絡して!」と言われたものの、「主人は今、仕事中で連絡取れません!」

「他に連絡してきてくれそうな人は?」「いません!」

「ご主人の連絡先は?」「スマホがないとわかりません!」

みたいな会話がありましたね。

 

病室内は携帯を使ってもいいから連絡を取るように言われ(たぶんこのとき、空いていた個室に入れられていました)、だんなの留守電に「今朝お腹痛かったじゃん。今、入院して手術することになったから」と入れると、ナースさんから「緊急手術です!緊急!!」と言われました。

 

このとき、「あ、私、緊急手術するんだ!かなり緊迫した状態なんだ!」と初めて実感しました。

 

 

 

この辺りの記憶は曖昧なんですが、この病室でレントゲンを取った気がするんだけど、、、で、ナースさんたちが一生懸命点滴を刺そうとするんだけどうまく刺さらなかったり、一通り手術の説明をされてココにサインしてと言われたり、でももらった書類に目を通している余裕はなくてとりあえずミミズの這ったような字でなんとかサインだけしたり。。。

 

まぁ病院としても、手術前にはちゃんと同意書とっておかなきゃダメですからね。

 

 

 

手術室は妙に寒いなと思った記憶があります。

 

背中に麻酔をするから丸くなってと言われ、男性の医師やスタッフが周りに多いことに気づき(そこまでは女医さんや女性のスタッフでした)、こんな格好なのに恥ずかしいと思いつつも背中に刺された麻酔が結構痛くて、目の前にいた男性医師に抱きつくような形になったのを覚えています。

 

「麻酔、ちゃんと入ったから大丈夫ですよ〜」みたいなことを言われ、、、記憶はそこまでです。

 

 

 

 

誰かの声がして、ふと目を開けるとベッドの周りには最初に診察してくれた女医さんや職場の人たちがいて、さっきまでの痛みは全くなくなっていました。

 

「終わりましたよ〜」と言われ、身体中にいろんな管をつけられて病室のベッドで寝ていました。いろんな機器が周りにあって、身動きができない状態。。。

 

「痛みは?」と聞かれ、「全くないです!」と笑顔で答えた気がするんだけど。。。

 

たぶんこのあと、また寝たんだと思います。

 

 

 

 

その後また目を覚ましたときには、だんなが来てくれていました。

 

正直、どのタイミングで会えたか、あまり覚えていないんですけどね。

手術直後はまだ来ていなかったはず、、、

病室でスマホを渡され、連絡を取ろうとしていた記憶もあるし、、、

 

 

 

今、履歴を見ると、手術後に連絡取ろうとしている形跡がありました。

そこから推測すると、、、手術は1時間くらいで終わったようです。

で、病室に戻って一人になってからだんなのスマホに電話したけど通じず、会社にも連絡したけど繋がらず、そのまま気づいたら眠ってしまった、、、と思います。

 

 

まぁ、無事に手術は終わったってことで、良かった、良かった ^0^

 

 

 

 

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耐えられない腹痛で病院へ!入院初日(手術日)②

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2019年5月、健康だけには自信のあった私が、突如「卵巣境界悪性腫瘍」と病名を告げられました。まさに青天の霹靂、、、

 

自分自身の覚え書きとして、また同じ病気になった誰かのために少しでも助けになればとブログ開設しました。

 

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6月、水無月が始まりましたね。

思えばこの1ヶ月、いろいろなことがありました。

、、、過去形ではなく、まだまだいろいろなことが起こってる最中です^^

 

 

では、前回の続きです。

前回のお話はコチラ。。。

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この日は腹痛がかなりひどかったのですが、GW中で気軽に代理を頼めないためなんとか仕事に行くことにしました。

 

家を出たときには、「腹痛はあるけど、まぁこれなら仕事はできるだろう」くらいの感じでした。しかし最寄駅に着くまでの道中、どんどんと痛みは増していきます。あまりの痛さに、途中2ヶ所で立ち止まってしまいました。

 

すると2ヶ所とも、近くを歩いていたおじさんが心配して声をかけてくれたんです。日本もまだまだ捨てたもんじゃないなぁ〜と思いつつ、「大丈夫です」と答え、なんとか駅にたどり着きました。

 

GW中だったおかげか電車は空いていて、座ることができラッキーでした(2駅だけど)。でもその後の、職場の最寄駅から職場までの道のりはホントにキツかった。

 

歩いて1分くらいの距離ですが、その距離が遠い遠い。。。その途中でまた歩けなくなって立ち止まり、「もうこれは仕事は無理だ、とりあえずすぐに病院へ行かせてもらおう」と思い始めました。

 

 

 

そしてなんとか職場までたどり着くと、そのまま入口の椅子に倒れこみ。。。「ごめんなさい、今日、病院に行かせて、、、」

 

職場の人も、きっと驚いたと思います。「腹痛があり、なんとなく婦人科系の痛みのような気がする」と告げると、仕事は気にしなくていいからすぐ病院へ行くよう言われました。

 

実は上司も過去に一度、卵巣腫瘍が大きくなって茎捻転を起こしたことがあり、突然耐えられない腹痛に襲われて大変だったそうです。今までにも何度か「健康だと思っていても突然そういうことが起きるから、婦人科の検診はちゃんと受けなさいね〜」と聞かされていたんです。

 

その上司に「だから検診行きなさいって言ってたでしょ。」と言われ、その時点ではまだ笑顔で「わかってはいたんですけど〜」などと返す余裕がありました。

 

病院へも余裕で1人で行けるつもりでした。。。

 

それでも職場の人が心配して付き添ってくれたんですが、、、あとで思えば、付き添ってもらえて助かりました。

 

 

 

 

病院は職場の目の前。受付でひどい腹痛があることを告げましたが、順番なのでまずは問診票を書いてくださいとのこと。

 

このあたりから痛みはどんどん増してきて、自分で問診票を書くこともできない状態になりました。喋るのも辛く、付き添ってくれた職場の人にスマホを見せて住所など書いてもらいました。

 

「腹痛あるが、内科ではなく婦人科系の痛みのような気がする」と言うと、婦人科の診察室の前で待つようにとのこと。しかしこのときには、痛みがひどすぎて椅子に腰掛けることもできないくらい。。。逆向きになって椅子の座面に手をつき、床にしゃがみ込むような形で待っていました。

 

するとそれを見ていたナースさんが、別の部屋のベッドに寝て待つようにと案内してくれたんです。(あとで考えると、私の姿勢が他の患者さんからもかなり目立っていたのでしょう)

 

 

ベットに移動しましたが、お腹が痛いので横になるのはキツい。うつ伏せになったり、お腹を抱えて丸まってみたり、いろいろやっていても一向に呼ばれる気配がない。(時間はそれほど経っていなかったのかもしれません)

 

あまりの痛さでナースさんに「痛み止めの飲み薬でも座薬でもなんでもいいから、とりあえずください!!」と泣きつきましたが、診察を受けないとそれは無理。。。

 

「婦人科でなく、内科なら順番早いですよ」と言われ、内科に回してもらうことにしました。

 

内科の診察室に入るまでどのくらいかかったかは、覚えていません。内科の先生に、「症状を聞くとやっぱり婦人科系だね。今、痛み止めを使ってしまうと、婦人科受診の際に症状がはっきりしなくなるから、痛み止めなしでこのまま我慢して」と言われたのは覚えてます。(優しい感じの男の先生でしたが)

 

婦人科受診まではまだ時間がかかってしまうため、先にCTだけ撮っておくことになりました。そして診察室からCT検査室まで、生まれて初めての車椅子移動をしました。そこまでは痛みが酷くても「歩けるので大丈夫です」と言ってきたんですが、このときにはさすがに無理!って状態でした。

 

 

CTでは「仰向けで頭の上に手を置いた姿勢をなるべく頑張って続けて」と言われ、「無理だよ〜、痛い!!><」と思いつつの撮影。。。

 

その後で婦人科の診察となり、そこで「卵巣が大きいね。これが原因だね。」と痛みの原因はすぐに判明しました。

 

「今まで卵巣腫瘍があるって言われたことない?」 と聞かれ、「すいません、婦人科の検診は全然受けてませんでした」

 

 

 

ハイ、今まで検診を先延ばしにしてきた私がいけないんです。。。

これを読んでくださっている方々、何にも気になることがなくても、検診は定期的に受けてくださいね。検診で卵巣腫瘍がわかっていれば、茎捻転なんて起こすことなく計画的に手術することができますから。

 

 

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ほぼリアルタイムリポート:MR検査を受けました

昨日は生まれて初めてのMR検査を受けてきました。

 

MR検査なんて大したことないと思っていたんですが、直前は意外と緊張してしまい、待合室では挙動不審な人になってました^^;

 

 

 

検査の予約時間は9時半。

その25分前に来てくださいとのことだったので、病院入り口での再診受付やMR検査室のある場所までの移動を考えて8時50分過ぎに病院へ着きました。

 

再診受付を済ませMR検査室のある地下へ降りると、検査受付がありました。そこで予約票を渡して待合室へ。すでに2人の方が待っていました。

 

私は9時半の予約だし(この時点でまだ9時を少し過ぎたくらい)、病院て予約時間よりも待たされるのが普通だろうからまだまだだなぁと思いながら椅子に座りました。

でも緊張していて落ち着かず、2回くらい立ったり座ったりを繰り返して、ふと回りの空気を感じておとなしく座り直しました。

その後も注意事項が書かれたプリントをバックから出してはしまい、スマホを出してはしまい、本でも読もうと本を取り出したくらいで、、、名前を呼ばれました。

 

前に2人待っていたんですが、私の方が先だったようです。

(もしかしたら誰かの付き添いだったのかもしれません。)

 

 

検査室の入り口には検査着に着替えるための小さな部屋が二つあり、そこで着替えて荷物を置いてカギを閉めて出てくるように言われました。ちゃんと一部屋ずつにカギがかけられるようになっているんですね。病院では当たり前なのかもしれませんが、病院慣れしていない私には新鮮でした。

 

技師の方は40歳前後かな?

こちらへの気配りもありつつテキパキ検査を進めてくれて、緊張でオドオドしていた私にはありがたかったです。

 

写真で見ていた大きな筒状の検査台に寝るように指示され、「位置を確認したいので軽く触りますね、、、触りますよ、、、」と断ってから位置調節をしてくれました。キチンと断りを入れてからやらないと、今はいろいろ問題になって大変なんだろうなぁと、妙に冷静に考えてました。

 

その後お腹の上に器具を載せられ、ベルトで固定もされ、「動くと鮮明な画像にならなくなるので動かないでくださいね。特に深呼吸するとすごく画像が乱れるので気をつけてください」と言われたあとでヘッドホンを装着してくれました。

 

手には非常用のボタンも持たされて、検査開始です。

 

機械が動き始め、噂に聞いていた狭い空間の中へ。。。

 

私は別に閉所恐怖症ではないので全然平気だと思っていたのですが、正直、思っていたほど平気じゃない。なんか怖い。縛られて寝かされて身動き取れない状態のすぐ目の前にクリーム色の機械が迫って来て。。。

 

 結局、検査中はほとんど目をつぶったままでした。たまに薄目を開けてみるんですが、今パニックになったらヤバイよな〜と思ってすぐに閉じてました。ちょっとでも怖いと思ったら、逃げられないし、どうしようもなくなりそう。。。

 

でも目をつぶっていれば、全然問題なく受けられました。大きな音がガンガンしてますが、私の場合は慣れれば平気でした。

 

しばらく静かだったのに突然音がした時とか、急に音の種類が変わったりした時にはビクッとしてしまいますが、同じ音が連続している分にはどんな音でも慣れました。というか、目を閉じて大きな音を聞いているのでトランス状態的な、不思議な感覚でした。

 

途中、振動もありました。そういう変化が突然くるのでその一瞬はビクッとするんですが、そのままそれがしばらく続くのですぐに慣れてしまいます。

 

アナウンスに従って、何度か息止めもしました。

 

息止めは問題なかったのですが、それ以外の何も言われていないとき「深呼吸すると画像乱れるって言ってたなぁ〜」と思うと呼吸が気になってしまい、呼吸の仕方がわからなくてなんか苦しい。。。ってなってました。ちゃんと呼吸して画像乱れたら嫌だしととも思って。

 

で、呼吸の仕方が悪かったのかどうかわかりませんが、なんとかやらずに終わらせたいと思っていた造影剤投与が、残念ながらありました。一度機械が動いて上半身だけ出て、腕に注射をされ、また戻されました。

 

私は注射が大の苦手!しかも「造影剤」ってなんか嫌だなぁと思っていたんですよね。。。まぁ、鮮明な画像のために必要なら、仕方ない。

 

注射中、私がよほど不安そうな顔をしていたんでしょうか。先生が「画像の結果が悪かったわけではないですからね〜、きれいな画像にさせるためですからね〜」みたいなことを言ってくれました。

 

造影剤後、再度機械に入れられ目をつぶり、ガンガン大きな音を聞いていたら変な感覚に陥りました。全身の感覚が研ぎ澄まされていく感じ。

 

しばらくして検査終了。終了後の器具の片付けもテキパキやってくれ、病院の会計に渡すファイルを渡されて、そのまま終わり。

 

私はずっと目を閉じて寝転んでいたから頭がぼーっとしているんですが、ゆっくり現実に戻っている余裕はなくてすぐ着替えへ、、、なんか呆気ない終わり方でした。

 

いえいえ、それでいいんですけどね。どんどん進めてもらった方が、コッチも助かるんで、、、この後も、検査の人がいっぱい待っているんだろうし、、、着替えの部屋の前で、検査着を着て私の検査が終わるのを待っているおじいちゃんに会いました。

 

 

 

ぼーっとした頭のまま病院の会計へ行き、「どーせ会計終わるまでに時間かかるんだろうなぁ」と思いつつトイレに行って戻ってくると、すでに計算終了。。。精算して帰りました。

 

病院へ入ってから帰るまでで1時間くらいでした。検査時間は、、、ちゃんと見てなかったんですが30分くらいだったのかな。

 

10時過ぎには全てが終わっていて、思っていたより早くいろいろなことが片付きました。

 

 

 

造影剤で0.1〜1%ほど副作用起きることがあるようですが、、、私の場合、(精神的なものもあると思うのですが)なんとなく頭が重い、気分が不快、指先が妙に熱いっていうような感じがありました。後、やや軟便気味でしたが、これは普段からなので造影剤の影響ではないかもしれません。

 

造影剤は24時間以内に尿中に排泄されてしまうらしいですが、、、安全な薬剤と言われてもなんか気持ち悪いなぁと思ってしまいます。

 

まぁ、そうは言っても仕方ないですよね。技師さんも私のためにいろいろやってくださったんだから。。。

 

 

次は日曜にPET検査の予定です。

早く検査を済ませて、その結果が知りたいです。

 

 

では、また。。。。

 

 

 

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