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2019年5月、健康だけには自信のあった私が、突如「卵巣境界悪性腫瘍」と病名を告げられました。まさに青天の霹靂、、、
自分自身の覚え書きとして、また同じ病気になった誰かのために少しでも助けになればとブログ開設しました。
ここで書いていることは私自身が経験したことだけ。症状や感じることは人それぞれで他の方には当てはまらないこともあると思いますので、ご了承ください。。。
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6月、水無月が始まりましたね。
思えばこの1ヶ月、いろいろなことがありました。
、、、過去形ではなく、まだまだいろいろなことが起こってる最中です^^
では、前回の続きです。
前回のお話はコチラ。。。
この日は腹痛がかなりひどかったのですが、GW中で気軽に代理を頼めないためなんとか仕事に行くことにしました。
家を出たときには、「腹痛はあるけど、まぁこれなら仕事はできるだろう」くらいの感じでした。しかし最寄駅に着くまでの道中、どんどんと痛みは増していきます。あまりの痛さに、途中2ヶ所で立ち止まってしまいました。
すると2ヶ所とも、近くを歩いていたおじさんが心配して声をかけてくれたんです。日本もまだまだ捨てたもんじゃないなぁ〜と思いつつ、「大丈夫です」と答え、なんとか駅にたどり着きました。
GW中だったおかげか電車は空いていて、座ることができラッキーでした(2駅だけど)。でもその後の、職場の最寄駅から職場までの道のりはホントにキツかった。
歩いて1分くらいの距離ですが、その距離が遠い遠い。。。その途中でまた歩けなくなって立ち止まり、「もうこれは仕事は無理だ、とりあえずすぐに病院へ行かせてもらおう」と思い始めました。
そしてなんとか職場までたどり着くと、そのまま入口の椅子に倒れこみ。。。「ごめんなさい、今日、病院に行かせて、、、」
職場の人も、きっと驚いたと思います。「腹痛があり、なんとなく婦人科系の痛みのような気がする」と告げると、仕事は気にしなくていいからすぐ病院へ行くよう言われました。
実は上司も過去に一度、卵巣腫瘍が大きくなって茎捻転を起こしたことがあり、突然耐えられない腹痛に襲われて大変だったそうです。今までにも何度か「健康だと思っていても突然そういうことが起きるから、婦人科の検診はちゃんと受けなさいね〜」と聞かされていたんです。
その上司に「だから検診行きなさいって言ってたでしょ。」と言われ、その時点ではまだ笑顔で「わかってはいたんですけど〜」などと返す余裕がありました。
病院へも余裕で1人で行けるつもりでした。。。
それでも職場の人が心配して付き添ってくれたんですが、、、あとで思えば、付き添ってもらえて助かりました。
病院は職場の目の前。受付でひどい腹痛があることを告げましたが、順番なのでまずは問診票を書いてくださいとのこと。
このあたりから痛みはどんどん増してきて、自分で問診票を書くこともできない状態になりました。喋るのも辛く、付き添ってくれた職場の人にスマホを見せて住所など書いてもらいました。
「腹痛あるが、内科ではなく婦人科系の痛みのような気がする」と言うと、婦人科の診察室の前で待つようにとのこと。しかしこのときには、痛みがひどすぎて椅子に腰掛けることもできないくらい。。。逆向きになって椅子の座面に手をつき、床にしゃがみ込むような形で待っていました。
するとそれを見ていたナースさんが、別の部屋のベッドに寝て待つようにと案内してくれたんです。(あとで考えると、私の姿勢が他の患者さんからもかなり目立っていたのでしょう)
ベットに移動しましたが、お腹が痛いので横になるのはキツい。うつ伏せになったり、お腹を抱えて丸まってみたり、いろいろやっていても一向に呼ばれる気配がない。(時間はそれほど経っていなかったのかもしれません)
あまりの痛さでナースさんに「痛み止めの飲み薬でも座薬でもなんでもいいから、とりあえずください!!」と泣きつきましたが、診察を受けないとそれは無理。。。
「婦人科でなく、内科なら順番早いですよ」と言われ、内科に回してもらうことにしました。
内科の診察室に入るまでどのくらいかかったかは、覚えていません。内科の先生に、「症状を聞くとやっぱり婦人科系だね。今、痛み止めを使ってしまうと、婦人科受診の際に症状がはっきりしなくなるから、痛み止めなしでこのまま我慢して」と言われたのは覚えてます。(優しい感じの男の先生でしたが)
婦人科受診まではまだ時間がかかってしまうため、先にCTだけ撮っておくことになりました。そして診察室からCT検査室まで、生まれて初めての車椅子移動をしました。そこまでは痛みが酷くても「歩けるので大丈夫です」と言ってきたんですが、このときにはさすがに無理!って状態でした。
CTでは「仰向けで頭の上に手を置いた姿勢をなるべく頑張って続けて」と言われ、「無理だよ〜、痛い!!><」と思いつつの撮影。。。
その後で婦人科の診察となり、そこで「卵巣が大きいね。これが原因だね。」と痛みの原因はすぐに判明しました。
「今まで卵巣腫瘍があるって言われたことない?」 と聞かれ、「すいません、婦人科の検診は全然受けてませんでした」
ハイ、今まで検診を先延ばしにしてきた私がいけないんです。。。
これを読んでくださっている方々、何にも気になることがなくても、検診は定期的に受けてくださいね。検診で卵巣腫瘍がわかっていれば、茎捻転なんて起こすことなく計画的に手術することができますから。
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